高校は工業系の学校で、プログラミングの基礎を学んでいました。就職か進学か進路を考える時期に、コンピューターを扱うITエンジニアの仕事に興味を持ちました。もっと専門知識を積んでから就職した方がいいと思い、ITの知識が深められる学校を探しました。様々な学校を検討した結果、WiZのオープンキャンパスでの先生の親しみやすさや、やさしく丁寧な先輩の指導が印象に残りました。この学校なら県内で通いやすく、勉強にも集中でき、同じ分野を目指している友だちも多くできそうだと感じ、入学を決めました。

入学当初は、普通科の高校出身のパソコン未経験の学生もいて、レベルがバラバラな状態でした。私自身もプログラミングの基礎があったとはいえ、分からないことや難しいことが多々ありました。そんな学生それぞれの疑問に先生は丁寧に答えてくださり、学生同士でもお互いに支え合う環境でしたので、1年間で学生各々の速度が合わせられ、基礎をしっかり固められました。

ITパスポートなどのエンジニアの登竜門となる資格は、IT技術の日進月歩の進化に合わせて試験内容も変更されていきます。その進化について行けるように、授業はもちろんですが自習も必要です。そんな中で一緒に勉強して補い合い、時には競い合った同級生は、かけがえのない仲間です。就職で離れてしまった仲間とも連絡を取り合っていますが、同じ会社の同僚もいるので励まし合って頑張っています。

ITの知識や技術はもちろんですが、ITエンジニアとして、必要なニーズをくみ取って問題解決できるコンテンツを開発し、ユーザーが使いやすいように提供するためには、コミュニケーション能力が必須になってきます。WiZでは、そんな実践に近い形でコミュニケーションを磨けるカリキュラムが組まれています。2年次から同級生でグループを組み、プログラムやアプリ、Webサイトを企画から制作します。3年次では企業の方をお招きし、それぞれグループで取り組んだ制作物のプレゼンを行います。私たちのグループでは、保育所の入所希望書類をWebで入力できるシステムを制作して、私がプレゼンを行いました。ひとつのコンテンツを形にして、運用まで漕ぎつける実務に近いコミュニケーションは、知識と両輪となる大きな経験でした。現在の会社でもプレゼンをする機会があり、「プレゼンうまいね」と褒められたのは嬉しかったですね(笑)

昨年はコロナ禍の中で、オンライン授業がメインになってしまいましたが、その環境の中でも先生方は、補習や就職相談は1対1で丁寧に応じてくださり、またチーム制作の進捗や精神面でのサポートも、SNSを駆使してきめ細やかにしていただきました。就職活動でも先生のアドバイスもあり早く動くことができ、私の将来の夢である、自治体や公共施設のシステムを構築できる企業に就職することができました。現在は上司と、企業のサーバーやルーターの販売、設置や点検をする部署で、お客様の要望をくみ取りながら頑張っています。WiZで習得した知識はもちろん、授業で経験したコミュニケーションも本当に役立っています。